チョコレート研究会カカオ農園視察 パート2
2010年07月14日
いよいよカカオ農園に行く日になりました。
しかし、昨日が夜中の2時に部屋に着いたにも関わらず今日の出発時間は朝の6:30!睡眠時間がほとんどなかった。
まぁ仕方がない。海外にトラブルは付き物だ。
気を取り直して、バスに乗り込む。
どうして、昨日の飛行機と言い、このバスと言い、こんなに冷房がきついのだろう。
ホテルは、凍えるほどに効いている。っていうか、温度調節をしても壊れているのか意味がなかった。
そんなことは、さておき出発!!
ジャカルタ市内から郊外に向かう高速道路に乗る。
このジャカルタに来て思うことは、とにかくバイクがやたらと多い。
しかも、一晩中バイクの音に悩まされる。
それと、日本車がやたらとおおい。
走っている車の8割は日本車。これを見るといかに日本が海外で儲けてきたんだろうと思う。
そんなことを思っているとバスは、高速を降り郊外の市街地に入っていきます。
ここは観光地と程遠い町並み。






道端にはゴミが散乱し、人々が道にたむろってなにもせずに煙草を吸って談笑している。
間口一軒程の店の軒先にはバナナとトウモロコシ、あとはよくわからない野菜が並べられている。
中には、腐っているバナナをそのまま吊る下げている店もあちらこちらに。
バイクの修理屋、家具屋、さまざまな店はあるがどこも変わり映えはない。
そして、とても売る気があるようには思えない。
そんな町並みからバスは山手に向かい走っていきます。



このあたりに来ると、お茶の畑が広がりはじます。
そして山の中腹辺りまで来たところでいよいよバスも通行できなくなって来た為にここからジープに乗り換えて山道を登ることに。


舗装されていない悪路を走り続けます。
気分は、インディージョーンズ!
まさにジャングルの中を走っているような感じです。
動画をとったのですが、あまりの映像の揺れに見た人は、酔ってしまいました。
そんな中にカカオの木を発見!!

いよいよ、最終目的地が近づいてきました。

到着。チュアンジュール農園のプラントに着きました。
ここで、農場主のティアラさんから、農園の話、インドネシアにおけるカカオの話、カカオの木に関する話などのレクチャーを受けました。
その後、再びジープに分乗してカカオの木を育成しているプランテーションの見学に行きます。



ここでは、カカオの木をどのようにして作るのかを細かく説明してもらいました。
簡単に説明すると、カカオの種を筵の中で2日ほど置くとすぐに発芽します。
それをプランターで育てある程度の大きさになったら、接ぎ木をします。
そこからさらに成長させ畑に植えて成木にする。
種から、カカオの実が収穫できるまでは、3年かかるそうですが、ここでは接ぎ木をすることにより半年収穫を早くすることができるのだそうです。
非常に熱心に聞いているのですが、ここの地面は当然土なんですが、到着前まで雨が降っていたこともあってドロドロの状態。これだけの人数が動き回るせいかどんどん状況は悪くなり、すべての人の靴は、半分まで泥に埋もれてました。

靴、洗い中・・・・
このあとは、再びプラントに戻り収穫後の作業についての説明です。

発酵プラントの木の樽の上で説明をしているティアラさんですが、
収穫されたカカオポットは、半分に切られ中からカカオの種(カカオビーンズ)を取り出します。
それを、階段状に設置された木の樽の一番上に入れ筵をかけ一日発酵させます。



これが、発酵させているカカオビーンズ。
発酵臭がきついですね。要は腐っている訳ですから。
そりゃ蠅もたかります。
その後、上と下を入れ替えるために下の樽に移し替える。
それを5日間して発酵が完了ということになるわけです。
一番下の写真がその発酵の樽なんですがわかりましすか?
階段状になっているのが・・
そうしたらそのカカオビーンズを今度は乾燥させるんです。

ここまで来るとだいぶチョコレートの色に近づいてきましたね。
中までしっかりと乾燥ができたところで最終段階、選別です。


これがまた、手作業なんです。
気が遠くなりますよね。
これであとは、チョコレート加工会社に行ってチョコレートになるわけですが、それは次回にします。
一通りの工程を見学した後、カカオ農園を歩きカカオの実が実際になっているところの見学です。


本当に不思議な植物です。
木の幹に実がなるんですよ。面白くないですか?


この写真に写っている人たちが関空メンバーです。
「ショウタニ・クラブ」の庄谷さん、「パティスリー・ヤナギムラ」の柳村さんです。
あとは、現地の方です。



本当にためになったし、貴重な経験ができてよかったと思います。
ところで、カカオの実を生で食べた事がある人はいないと思うんですが、念願がかなって食べてみました。
食べるといっても中には、ほとんど種しか入っていませんから、その種の周りについている膜のようなものなんですが・・・・
ある人は、グレープフルーツの味だとか、アケビの味だとか言いますが、ムッシュは、マンゴスチンの味が一番近い様に感じました。
農園の見学も終わりその後に予定されている、地元パティシエとの交流会をするべく市内に戻る途中、少し遅めのランチを食べることに。
地元では、ちょっとリッチなランチボックスということですが・・・
内容は、バナナの葉に巻かれたごはんと、鳥の空揚げ、あとは得体のしれないものです。
鳥は、どこに行っても出てくるのですが、いわゆる地鶏なので身がしまっていて美味しかってですね。
来た道を変えるのですが、どうも車の量や、観光バスの数が多い。
さっきからちっとも進まない。
10m進むのに1時間。
もうこれは、渋滞ではなく、駐車している状態。
午後の1時に農園を出発したにもかかわらず、市内に帰ってきたのは、夜の9時。
まさに海外にトラブルは付き物です。
どうやら、ちょうどこの日から学校が休みらしく、地元の子供たちが避暑地になる山の手に遊びに来ていたらしく、地元民が驚くほどの大渋滞に巻き込まれる羽目になったそうです。
当然、現地パティシエたちとの交流会もキャンセルになり、また遅い夕食となりました。
ジャカルタでは、かなり高級なレストランらしいです。
そんな料理の写真をご覧ください。


オードブル的なものです。
サラダと、春巻き、ソーセージのとても長いものです。

スープです。トムヤンクンのようなちょっと酸っぱくて辛いものです。




あとは、このような感じです。
どれもやっぱり辛い。
甘党のムッシュには耐えられません。
そして2日目も大変なこともありましたが終了しました。
またもや、ホテルの部屋に戻ったのは夜中の12時。
パート3に続く